当院では、20年以上がん治療に携わってきた医師が、以下のような総合的ながん医療を提供しております。
がん性疼痛
当院は、都道府県知事から医療用麻薬の取り扱い許可を得ているため、がん性疼痛、特に強い痛みに効果的な薬剤(オピオイド)の処方が可能です。
厚生労働省が定義するがん性疼痛とは『がん患者に生じる痛みのすべてを含み、がん自体(腫瘍の浸潤や増大、転移など)が直接の原因となる痛み、がん治療に伴って生じる痛み(術後痛や術後の慢性疼痛、化学療法による神経障害に伴う疼痛など)、がんに関連した痛み(長期臥床に伴う腰痛、リンパ浮腫、褥創など)、がん患者に併発したがんに関連しない疾患による痛み(変形性脊椎症、片頭痛など)の4種類に分類される』[1]とされています。
がん性疼痛は、抗がん剤治療を受けている患者さんの55%、進行性・転移性・終末期の患者さんの66%が経験しているといわれています[2]。痛みは短時間で治まるものや長期にわたるもの、軽度のものから夜も眠れないもの、ひとつの臓器に影響を与えるものから複数の臓器や骨に及ぶものなど、多岐にわたります。当院ではご本人の症状や状態に応じてテーラーメイド式に治療計画を立て、疼痛の治療にあたっております。
がん性疼痛治療の基本は、とにかく早く治療を開始すること、副作用対策を十分に行うこと、ご本人の痛みを十分に取り除くことです。そして治療はWHOが提唱する方式(WHO方式)に準じて行います。
WHO方式の4原則
- 経口投与を基本とする
- 時間を決めて定期的に投与する
- その患者にあった量を投与する
- 細かい配慮を行う
オピオイドとは
がん性疼痛、特に痛みが中等度以上に強い場合に用いる「オピオイド」とは、脳や脊髄にあるオピオイド受容体に結合して痛みを抑制する薬剤のことで、モルヒネ、オキシコドン、フェンタニルなどがあります。
痛みの強さごとに用いる治療薬
- 軽度から中等度
非オピオイド系: アセトアミノフェンやアスピリン、イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)。 - 中等度から重度
オピオイド: モルヒネ、ヒドロモルフォン、オキシコドン、ヒドロコドン、コデイン、フェンタニル、メタドンなど。 - ヒリヒリするような痛み、焼けるような痛み
抗うつ剤:アミトリプチリン、イミプラミン、ドキセピン、トラゾドンなど。 抗てんかん薬:ガバペンチンなど。 - 腫れによって起こる痛み
ステロイド剤: プレドニゾン、デキサメタゾンなど。
用いる鎮痛薬のほとんどは飲み薬です。また、状況に応じて座薬や貼付薬も使用、併用します。
初診では、これまでのがんの治療内容、痛みの状況などを詳しくお尋ねしますのである程度の時間を要します。必ず予約をとってご来院ください。
参考元
[1]厚生労働省「医療用麻薬適正使用ガイダンス~がん疼痛及び慢性疼痛治療における医療用麻薬の使用と管理のガイダンス~」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/other/iryo_tekisei_guide.html
[2] WHO Guidelines for the pharmacological and radiotherapeutic management of cancer pain in adults and adolescents
https://www.who.int/publications/i/item/9789241550390
アルカリンダイエット
アルカリンダイエットとは、がん細胞はアルカリ性の環境で発生・増殖しやすいという考えの下、体内をアルカリ性に導く食品を中心とした食生活のことをいいます。具体的には、野菜や果物、海藻、ナッツ類などを積極的に摂取することが特徴です。肉、鶏肉、魚、乳製品、卵などのタンパク質食品や穀類には、硫酸塩やリン酸塩が多く含まれているため、長期間多く摂取すると、軽度の代謝性アシドーシス(体が酸性に傾いた状態)という状態になります[1]。これは特に、カリウムを多く含む食物を十分に摂取していないとこのような状態になるため、カリウムの摂取を心がけます。
アルカリンダイエットによって、体内の酸性度が下がり、がん細胞の増殖を抑えることが期待されます。
参考元
[1] Hanley DA, Whiting SJ. Does a high dietary acid content cause bone loss, and can bone loss be prevented with an alkaline diet. Journal of Clinical Densitometry. 2013 Oct 1;16(4):420-5.
ケトン体サプリメント
私たちの正常な細胞はブドウ糖をエネルギー源として活動しており、これはがん細胞も同じです。しかし両細胞には大きく異なる点がいくつかあり、そのひとつに、がん細胞は正常な細胞よりもブドウ糖を多く消費するという特徴があります。この特徴は、ブドウ糖をエネルギーに変換するのに正常な細胞では酸素を必要とする一方、がん細胞では酸素を必要としないため、その分早くエネルギーに変えることができるという点にも表れています。
もし体内のブドウ糖が枯渇した場合、正常な細胞はその代替物としてケトン体をエネルギーに変換して消費します。一方、がん細胞はケトン体をエネルギーに変換できる酵素がないためエネルギーに変換できず、やがて死滅してしまいます。この性質を利用したのがケトン食療法です。ブドウ糖の元となる炭水化物を極端にカットした食事を行い、がん細胞にエネルギーが供給されない状態にします。しかし、この療法でケトン体を十分に増やすには、食事療法だけでは足りないことがあります。
ケトン体サプリメントは、体内でケトン体を生成するための栄養素を含んだサプリメントです。ケトン体は、脂肪を燃焼して生成される代謝物質で、がん細胞に対して毒性を持つとされています。ケトン体サプリメントは、がん治療による身体的ストレスによって減少した栄養素を補うことで、免疫力を高め、がん細胞の増殖を抑えることが期待されます。
当院では、Quicksilver Scientific社の「ケトビフォアシックス」というサプリメントを販売しております。
- 14,960円/本(100mL)
- 数時間でグルコースから脂肪燃焼に移行できます。
- 体を急速にケトーシス状態にします。
- 1本で約1ヵ月分です。
生活習慣の指導
生活習慣の指導は、がん治療において非常に重要です。適度な運動やバランスのよい食事、禁煙や適度な睡眠など、健康的な生活習慣を身につけることで、治療効果を高めることができます。また、ストレスの軽減や心のケアなど、精神的な健康にも配慮することが必要です。
酸化ストレス対策(オゾンクレンジング)
血液を100~200cc取り出しオゾンガスを入れ、オゾン化した血液を体の中に戻すという治療法です。免疫力を上げる作用があり、抗がん剤の効果を上げ、副作用を抑える効果があるため、がんの補助的な療法として、手術後などに使用されています。
がんのほかにも花粉症などのアレルギー疾患や、アンチエイジング、肩こり、疲労解消などにも効果があるとされています。
高濃度ビタミンC点滴(がん)
サプリメントよりも大量のビタミンCを点滴で体内に取り入れることで、免疫力が向上し、がん発症の予防効果があるといわれています。ほかにもしみやしわなどの肌のトラブル、疲労、風邪の予防などに効果があるとされています。
高濃度ビタミンC点滴療法によるがん治療は、50年ほど前に提唱され、高用量のビタミンCを投与することでがん細胞を抑制することが前臨床試験で明らかになっています[1][2]。一方、同じ量のビタミンCを「経口」で投与した場合の研究では、がん患者の生存期間に延長効果がみられませんでした。これは、「経口」投与した場合と「点滴」で注入した場合とでは、血中のビタミンC濃度がはるかに違うためです。がん細胞を抑制するのに必要な濃度を達成するためには、「経口」では限界があり、「点滴」でないと効果がないということが確認されています[4]。たとえば、経口の投与量を200mgから2,500mgへと12倍に増やした場合でも、血漿中濃度は1.2mgから1.5mgへとわずか25%しか上昇しません。また、血漿濃度のピーク値は、経口摂取では9.3mg/dLが頭打ちであるのに対し、点滴では平均で80mg/dL(50g投与)であったとのデータもあります[13]。
高濃度ビタミンC点滴療法は、臨床試験においてもがん治療に有望な結果が得られており、抗がん剤治療に併用することで副作用が軽減するほか[3]、末期がん患者さんの「生活の質」の向上にも寄与することが明らかになっています。進行性の大腸がん患者さんを対象に行われた無作為化臨床試験では、通常の化学療法のみを行ったグループと通常の化学療法+高濃度ビタミンCを併用したグループを調べてみると、RAS遺伝子に変異があった患者さんでは高濃度ビタミンCを併用した方が、無増悪生存期間が長かったということが確認されています[12]。がん患者さんは、ビタミンCが欠乏していることが多く[5]、その状態で抗がん剤治療を受けることで欠乏や不足状態がさらに悪化する可能性が多いにあり[6]、その分、高濃度ビタミンCを点滴で補うことで、「生活の質」の向上が期待できます。
高濃度ビタミンCががん細胞を攻撃するメカニズム
高濃度ビタミンCは、過酸化水素の生成によってがん細胞に対しては酸化促進剤のように作用し、一方正常な細胞に対しては抗酸化作用があります[1]。高濃度ビタミンCががん細胞を攻撃しやすい理由のひとつとして、がん細胞には不安定な鉄が多く含まれており、ビタミンCによって産生された過酸化水素とこの鉄が反応し、有害なヒドロキシラジカルが生成されがん細胞を攻撃するからです[7]。加えて、がん細胞はカタラーゼ活性を有しないため(正常細胞は有する)、過酸化水素による攻撃を受けても無害化できず、脆弱な状態に陥ります[8]。このほか、がん細胞は、正常な細胞に比べて代謝率が高いうえ欠陥のあるミトコンドリアが多いため、受ける酸化ストレスが高くなる傾向にあります[11]。
別のメカニズムとして、転写因子HIF-1の活性化があります。固形がんの多くは、自分が成長するにつれ、自分に栄養を補給するための血管新生を行うのですが、増殖するにつれこの新生が追いつかなくなり、低酸素状態に陥ります[9]。そこで、転写因子である「HIF-1」というタンパク質を活性化して生存を図ります。高濃度ビタミンCは、このHIF-1を阻害する働きがあるため、腫瘍の成長が抑制されます[10]。また、低酸素状態はがん細胞によくみられますが、正常細胞にはみられないことから、高濃度ビタミンCは特にがん細胞に影響を及ぼすといえます。
メカニズムを以下にまとめます。
- DNAの損傷
- 抗酸化酵素
- ミトコンドリアへのストレス負荷
- Bcl2の抑制と阻害
- TET2の活性化
- キナーゼの活性
- P53の過剰発現
- ATPの枯渇
- 鉄の増加
- 免疫調節
健康被験者とがん患者を対象とした研究によって、ビタミンCは1.5g/kgまでの用量で安全であることが確認されています(腎結石、腎疾患、G6PD欠損症患者を除く)。また、点滴で投与した場合、血中濃度が4時間以上持続することも確認されています。
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参考元
[1] Chen Q, Espey MG, Sun AY, Pooput C, Kirk KL, Krishna MC, et al. Pharmacologic doses of ascorbate act as a prooxidant and decrease growth of aggressive tumor xenografts in mice. Proc Natl Acad Sci. 2008;105(32):11105–9.
[2] Campbell EJ, Vissers MCM, Wohlrab C, Hicks KO, Strother RM, Bozonet SM, et al. Pharmacokinetic and anti-cancer properties of high dose ascorbate in solid tumours of ascorbate-dependent mice. Free Radic Biol Med. 2016;99:451–62.
[3] Chen Q, Espey MG, Sun AY, Pooput C, Kirk KL, Krishna MC, et al. Pharmacologic doses of ascorbate act as a prooxidant and decrease growth of aggressive tumor xenografts in mice. Proc Natl Acad Sci. 2008;105(32):11105–9.
[4] Creagan ET, Moertel CG, O’Fallon JR, Schutt AJ, O’Connell MJ, Rubin J, et al. Failure of high-dose vitamin C (ascorbic acid) therapy to benefit patients with advanced Cancer. N Engl J Med. 1979;301(13):687–90.
[5] Carr AC, McCall C. The role of vitamin C in the treatment of pain: new insights. J Transl Med. 2017;15(1):77.
[6] Vollbracht C, Schneider B, Leendert V, Weiss G, Auerbach L, Beuth J. Intravenous vitamin C administration improves quality of life in breast cancer patients during chemo−/radiotherapy and aftercare: results of a retrospective, multicentre, epidemiological cohort study in Germany. In Vivo. 2011;25(6):983–90.
[7] Du J, Wagner BA, Buettner GR, Cullen JJ. Role of labile iron in the toxicity of pharmacological ascorbate. Free Radic Biol Med. 2015;84:289–95.
[8] Ngo B, Van Riper JM, Cantley LC, Yun J. Targeting cancer vulnerabilities with high-dose vitamin C. Nat Rev Cancer. 2019;19(5):271–82.
[9] Wilkes JG, O’Leary BR, Du J, Klinger AR, Sibenaller ZA, Doskey CM, et al. Pharmacologic ascorbate (P-AscH−) suppresses hypoxia-inducible factor-1α (HIF-1α) in pancreatic adenocarcinoma. Clin Exp Metastasis. 2018;35(1–2):37–51.
[10] Padayatty S, Levine M. Vitamin C: the known and the unknown and goldilocks. Oral Dis. 2016;22(6):463–93.
[11] Böttger, F., Vallés-Martí, A., Cahn, L. et al. High-dose intravenous vitamin C, a promising multi-targeting agent in the treatment of cancer. J Exp Clin Cancer Res 40, 343 (2021). https://doi.org/10.1186/s13046-021-02134-y
[12] Wang F, He MM, Xiao J, Zhang YQ, Yuan XL, Fang WJ, Zhang Y, Wang W, Hu XH, Ma ZG, Yao YC, Zhuang ZX, Zhou FX, Ying JE, Yuan Y, Zou QF, Guo ZQ, Wu XY, Jin Y, Mai ZJ, Wang ZQ, Qiu H, Guo Y, Shi SM, Chen SZ, Luo HY, Zhang DS, Wang FH, Li YH, Xu RH. A Randomized, Open-Label, Multicenter, Phase 3 Study of High-Dose Vitamin C Plus FOLFOX ± Bevacizumab versus FOLFOX ± Bevacizumab in Unresectable Untreated Metastatic Colorectal Cancer (VITALITY Study). Clin Cancer Res. 2022 Oct 3;28(19):4232-4239. doi: 10.1158/1078-0432.CCR-22-0655. PMID: 35929990; PMCID: PMC9527503.
[13] Harakeh S, Jariwalla RJ, Pauling L. Suppression of human immunodeficiency virus replication by ascorbate in chronically and acutely infected cells. Proc Natl Acad Sci U S A 1990;87:7245-7249!
アルファリポ酸点滴
アルファリポ酸点滴は、強力な抗酸化作用を持つアルファリポ酸を点滴する治療法です。アルファリポ酸は、体内の酸化ストレスを軽減することで、細胞の機能を改善し、免疫力を高める効果が期待されます。また、がん治療による身体的ストレスや副作用の緩和にも効果があるとされています。ビタミンCのような水溶性とは異なり、アルファリポ酸は水溶性と脂溶性の両方の性質も持ち合わせているため、多くの抗酸化物質が血液脳関門を通過できないのに対しアルファリポ酸は通過できるため脳に到達し脳にもよい作用を及ぼします[1]。
さらに鉄を排除する作用もあるため、脳内に鉄が過剰に蓄積するパーキンソン病で運動機能の改善効果が確認された研究もあります[2]。また、アルファリポ酸は特定の組織だけに作用するのではなく、体全体に作用する特徴もあります(万能抗酸化物質)。このほか、他の抗酸化物質のようにフリーラジカルを攻撃した後でも減少することはなく、他の抗酸化物質(ビタミンC、E、グルタチオンなど)を回復させてフリーラジカルを攻撃するという働きもあります[3]。アルファリポ酸は、体内のタンパク質、DNA、細胞膜がフリーラジカルによって損傷されるのを防ぎ、以下のようなさまざまな効果を期待できます。
- 加齢による酸化ダメージの抑制
- 細胞のダメージの軽減
- 各種毒素の除去
- 血糖値の抑制作用(インスリンの分泌を促す)
- 網膜症、白内障、慢性疲労、肝臓疾患、認知症、心血管疾患、がん、メタボリック症候群など
- 糖尿病性神経障害(ドイツで広く行われている)
- パーキンソン病などの神経疾患
- ハードな運動やトレーニングを行う方(筋肉疲労の回復)
- 美容目的(むくみ、クマ、毛穴、肌のキメ)
- 減量(エネルギーの消費レベルを高める)
参考元
[1] Biewenga GP, Haenen GR, Bast A. The pharmacology of the antioxidant lipoic acid. Gen Pharmacol. 1997;29(3):315–31.
[2] Tai S, Zheng Q, Zhai S, Cai T, Xu L, Yang L, Jiao L, Zhang C. Alpha-Lipoic Acid Mediates Clearance of Iron Accumulation by Regulating Iron Metabolism in a Parkinson's Disease Model Induced by 6-OHDA. Front Neurosci. 2020 Jun 25;14:612. doi: 10.3389/fnins.2020.00612. PMID: 32670009; PMCID: PMC7330090.
[3] Jones W, Li X, Qu ZC, Perriott L, Whitesell RR, May JM. Uptake, recycling, and antioxidant actions of alpha-lipoic acid in endothelial cells. Free Radic Biol Med.
2002;33(1):83-93.
アルファリポ酸点滴の費用
メニュー | 料金(税込み) |
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アルファリポ酸点滴 | 5,500円(300mL) |
※初診料が必要な医療機関が多いなか、当院では自費診療について初診料はいただいておりません。
※当院では、点滴を少しでも不快なく受けていただけるよう、点滴針を刺す前に麻酔クリームを塗布しております(無料)。
※予約制です。
サインポスト「がん遺伝子」検査
この検査では、採血をして男性12項目/女性14項目のがん(肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、食道がん、膵臓がん、腎細胞がん、胆のうがん、脳腫瘍、膀胱がん、白血病、乳がん、子宮頸がん、卵巣がん、前立腺がん)に関する100種以上の遺伝子を測定し、各がんについてどの程度リスクがあるのかを判定します。検査結果に基づいて、がんのリスクを下げるための方法や注意点などを解説します。
検査結果レポートのサンプルはこちら
検査名 | 料金(税込み) |
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サインポスト「がん遺伝子検査」(結果説明込み) | 49,500円 |
※初診料が必要な医療機関が多いなか、当院では自費診療について初診料はいただいておりません。
※予約制です。
※遺伝子検査同意書への署名が必要です。
※遺伝子結果が出るまで最長で1ヵ月程度かかります。結果説明のため再度来院していただきます。
マイクロアレイ
金沢大学から誕生したキュービクスという医療ベンチャーが提供するバイオマーカーのことです。これまでの腫瘍マーカーとは違い、がんの発症もしくはがんの存在といった体内の環境変化に対して、リンパ球などの血液細胞が順応し、血液細胞のRNA発現量が変わることをキャッチして、遺伝子レベルでがんの存在を突き止める検査です。
マイクロアレイ検査の特徴
がんを9割程度の確率で発見する高性能
消化器系のがんに対して9割程度の感度があるとされています。発症間もないがんも発見可能です。
同時に4つのがんについて検査可能
1回の採血で、胃がんや大腸がんだけでなく、通常のがん検診では対応していない胆道がんや膵臓がんの検査も可能です。なお、胆道がんと膵臓がんの早期発見はきわめて難しいといわれています。また、尿の線虫検査では、たとえ検査が陽性であっても、具体的にどの臓器のがんなのかまではわかりません(膵臓を除く)。この検査では陽性か陰性かが「部位別」にわかります。
身体に負担が少ない安心の検査方法
血液を5ml採取するだけで検査できますので、レントゲン被ばくや薬剤の投与などご本人への負担を強いることが少ないというメリットがあります。
最新のテクノロジー技術で遺伝子レベルのがんを発見可能
マイクロアレイ技術によって、遺伝子レベルでがんの存在を突き止めます。
※検査結果レポートのサンプルはこちら
※この検査は健康状態の指針となるデータのひとつであり、そのほかの検査結果も参考にしながら最終的な診断を行います。
マイクロアレイの費用
メニュー | 料金(税込み) |
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マイクロアレイ血液検査 |
110,000円 |
※初診料が必要な医療機関が多いなか、当院では自費診療について初診料はいただいておりません。
※予約制です。
以上のように、がんの総合医療には、さまざまな治療法があります。がんの種類や進行度合い、患者さんの状態に応じて、適切な治療法を選択することが重要です。
また、生活習慣の改善や栄養療法など、補助的な治療法も併用することで、がん治療の効果を高めることができます。